保坂和志さんの『言葉の外へ』に収録されている「読書という精神の駆動」(2000) に、こう書いてあった。
読書とは第一に“読んでいる精神の駆動そのもの”のことであって
情報の蓄積や検索ではない。
ということをたまに素晴らしい本を読むと思い出させられる。
で、
その素晴らしい本の一つとして出てくるのが
ガルシア=マルケスの『百年の孤独』で、
これは幸いなことに自分の本棚にもある本だ。
いつ読んだのか、最後まで読んだのか、
ぜんぜん記憶にないから、
読み返すにはむしろちょうどいいかもしれない。
保坂さんが書いてることが
ありありと実感できそうな気がする。